現代はインターネットが普及して情報であふれています。
しかしネットの情報には嘘や正確じゃない情報も混ざっているのでどこまで信じたらいいのかわからなくなることがありますよね。
そんな時に役に立つのが「本」になります。しかし本も本屋には山のようにあります。
正確な知識を身に付けたくてもそもそもあまり知らない分野のことなので、どの本を読んだらいいのか迷うことありませんか?
試しに買って読んでも「ある本ではこう言っていたのに、別の本では真逆のことを言っていてどっちが正しいんだろう」とか、「書いてある通りに実践してみたけどうまくいかない」とか。結局混乱してしまいます。
今回は正確な知識を身に付けるための本選びのコツ5つについて紹介します。
まず初めにまとめ。
- 〇海外で出版されて和訳されている本
- 〇話題になっている本
- 〇以前読んで良かった本と同じ著者の本
- 〇大学教授や一流経営者などその業界での第一人者が書いた本
- 〇昔から長いあいだ名著とされている本
以下それぞれについて説明していきます。
目次
〇海外で出版されて和訳されている本
「ビジョナリーカンパニーZERO(ジム・コリンズ他 著)」
「シュガーマンのマーケティング30の法則(ジョセフ・シュガーマン 著)」など。
本は日本だけでも毎年約72000冊(2019年 総務省統計局調べ)新たに出版されています。
そんな中で海外の本をわざわざ和訳してまで出版しているのです。
つまり、出版された国で既に大人気で、その上で日本でも売れるだろうと見込まれて和訳されているわけです。
それだけ有益な情報が書かれているということになります。まず外れはないでしょう。
ただ、内容は難しいかもしれません。翻訳の人の文体も影響して理解しやすい・しにくいが分かれる可能性があります。
〇話題になっている本
「FACTFULLNESS(ハンス・ロスリング他 著)」
「サイコロジー・オブ・マネー(モーガン・ハウセル他 著)」など。
これもやはりまず外れはないです。面白い・興味深い・学びが多いから多くの人が買って読んでいるということです。
また一般受けもしているということは内容も難しすぎず読みやすいだろうというのも良い点です。
〇以前読んで良かった本と同じ著者の本
「金持ち父さん貧乏父さん」→「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」:ロバート・キヨサキ 著
「ファスト&スロー」→「NOISE 組織はなぜ判断を誤るのか?」:ダニエル・カーネマン他 著。など。
既に一冊読んで著者の考えに共感しているので、続きの本を読むことでさらに著者の考えを学ぶことができます。
また、一冊読めたのなら二冊目以降も書き方・考え方の方向性は似ています。難しくて途中で諦めるということも少ないはずです。
〇大学教授や一流経営者などその業界での第一人者が書いた本
「いま世界の哲学者が考えていること(岡本 裕一朗 著)」
「ヒトの脳にはクセがある 動物行動学的人間論(小林 朋道 著)」
「Invent & Wander ジェフ・ベゾス Collected Writings(ジェフ・ベゾス 著)」など。
大学教授というのは専門分野の狭い領域だけとはいえ人生をかけて研究をしています。
それゆえその領域に関しては最先端の知識を持っています。
また、下手なことを書けばその業界の他の研究者・教授らから軽蔑されて総スカンを食らうかもしれないというリスクもあります。
なのでエビデンスのある正確な情報を伝えてくれます。
一方で、ジェフ・ベゾスとか稲盛和夫といった一流の経営者の著作の場合は、その人の経験談がメインになります。
著者が生きた社会的環境・時期・状況によるラッキーでの影響も入るので、現在の自分自身にそのまま当てはまるわけではないでしょう。
しかしながら大きな成功を引き寄せた人が持つ人生観・経営哲学には一定の成功法則があるはずです。
それを研究して一般化しようとしているのが経済学者とも言えるでしょう。
自分自身の環境・状況に適応させられる部分だけでも学ぶことは大きな価値があります。
ただし難点として、この系統の本は内容が難しくて途中で諦めてしまう可能性があります。
その分、読破できれば大きな報酬と達成感を得られるでしょう。
〇昔から長いあいだ名著とされている本
「バビロン大富豪の教え(ジョージ・S・クレイソン 著)」
「ウォール街のランダム・ウォーカー(バートン・マルキール 著)」など。
時代の選択・時間の淘汰を乗り越えて名著と呼ばれ続ける本には今の時代・自分自身にも当てはまる教訓が必ず書かれています。
ただしこちらも内容が難しくて途中で諦めてしまう可能性があることが難点です。
その点、「漫画 バビロン大富豪の教え(原作 ジョージ・S・クレイソン、漫画 坂野 旭)」の場合は原作をもとに漫画にしてわかりやすくて面白く書かれているので途中で諦めることはないでしょう。とてもお勧めです。
まとめ
以上、正確な知識を身に付けるための本選びのコツ5つでした。
本には著者が人生をかけて学んできたコツ・メソッド・哲学が惜しげもなく詰め込まれています。
こういった本から正確な知識を身に付けていけば、他の人から違う情報を言われたり、状況的に風向きが悪くなったりした場合でも、自信をもって自分の選択を続けることができます。
是非多くの本から一緒に学んでいきましょう。