医療系

内科の先生はおとなしい?医者から見た内科系各科のイメージ

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科によって医者の性格って結構違います。

「小児科の先生は優しそう」とか「外科の先生は怖そう」とかイメージありますよね。

医者の診療科は大きく分けて内科系・外科系・その他(救急科、眼科、皮膚科、精神科、小児科、、、などなど)の3系統に分かれます。

内科系と外科系の医者では、部活でいうところの文化部と運動部くらい性格が違います。

おとなしいと思われがちな内科系の中でもさらにそれぞれの科ごとについて、一緒に働く医者から見たイメージを今回は紹介していきます。

(ただし、異論は認める!)

ちなみに何科になるかは、医者なりたての頃はまだ決めてない人が多いです。

医学部を卒業して最初の2年間は初期研修医と呼ばれる研修期間があり、内科・外科を問わず様々な科を回って1-2か月毎くらいずつ経験していきます。

各科を経験しながら自分が興味を持ったり、上司が面白い人だったり、親のクリニックを継ぐためだったり、ワークライフバランスが良かったり、など人によっていろいろな理由で科を選びます。

そして3年目から専門としたい科へ進みます。

2017年から開始された「新専門医制度」によって多少の変化はありますが大まかには同様です。

目次

消化器内科

胃癌とか大腸癌とか肝硬変とかを診る科。

内科系の中で一番多くの人が進む科です。イメージは吹奏楽部。

胃カメラ・大腸カメラなど実際に手を動かす仕事が多い。

カメラの検査は画面を見ながら手元のファイバーを押したり引いたり捻ったりと操作するので、ゲームが得意な人が意外と上手。

いかに早く・患者負担を少なく検査を実施できるかを競っています。

吐血・下血など結構緊急性の高い病気にも対応。

血まみれ・うんこまみれになることもあるので、なんだか色々と達観している。

お酒好きで太った先生も意外と多い(笑)

呼吸器内科

COPDとか喘息とか肺炎とか肺癌とかを診る科。

内科系の中で二番目に人気の科です。イメージは家庭科部。

なぜかやせている先生が多い。さすがにタバコは吸わない。

微笑んでニコニコしている先生が多い。健康的な人が多い。

糖尿病内分泌内科

主に糖尿病を診る科。(他にバセドウ病とか下垂体機能低下症とかも)

以前は「内分泌代謝内科」という名前でした。イメージは写真部。

糖尿病が様々な病気に与える影響の重要性が認識されたことと、糖尿病患者のあまりの多さに「糖尿病内分泌内科」へ名前が変わった。

あつかう病気自体は変わっていない。

外来患者のほとんどは糖尿病の人。

先生は大体優しくて普段穏やかに仕事しているが、外来日はとても疲れ果てでいる。

外来は患者数が多すぎて大体いつもパンクしているが、検査室の機械が不調になった日は大変なことになる。

結構甘いものが好き。

腎臓内科

主に透析を診る科。(他に糸球体腎炎(しきゅうたいじんえん)とかIgA腎症とかも)

水分バランス・電解質バランス・透析スピードなどを頭の中で考えて仕事している。計算が得意。イメージは化学部。

透析の機械はチューブだらけで、どことどこがつながっていて、どっちに流れていて、どこを閉めればいいのか、とややこしい機械をいつも操作している。

配管に強い。

大体いつも透析室にいて、技師さんとか看護師さんと仲良し。

循環器内科

心筋梗塞とか不整脈とかを診る科。

内科というより性格はむしろ外科っぽい。イメージは軽音楽部。

緊急患者がくると嬉々としてカテーテル治療をしている。

重症であればあるほどアドレナリンが出てテンションが上がる。

いつ寝ているのかわからない。

気力・体力が信じられないほど高く、自信に満ち溢れていてわりとナルシスト。

でもそれにふさわしい努力をしている。

もてる。

脳神経内科

脳梗塞とか認知症とかパーキンソン病とかを診る科。

メジャーの中のマイナー科。イメージは文芸部。

高齢者や認知症患者さんとよく喋っているからか、普段からしゃべりがゆっくり。

のんびりしている。

でもかなり頭はいい。

脳みそのことをいつも考えているからか「ちょっと」変わっている。

血液内科

白血病とか悪性リンパ腫とかを診る科。

進む医者は少ないけどすごく頭がいい。King of 内科。イメージは将棋部。

扱う病気はめちゃめちゃ難しく、他科の医者が苦手な病気No.1。

白血球が減れば感染症を起こすし、赤血球が減れば貧血で輸血をしまくるし、血小板が減れば血が止まらないし。

病状が安定しているときは先生も穏やかだけど、患者さんの病状が悪化するとその期間は先生も殺気立っている。

抗がん剤治療では入退院を繰り返して長期になることが多いからか、患者さんとの信頼関係が完成している先生が多い。

膠原病内科

リウマチとかSLEとかを診る科。

マニアックな科だけど、こちらもKing of 内科。イメージは弁論部。

他科の医者が苦手な病気No.2。

医者の数が圧倒的に足りていない。

膠原病内科がない病院も多く、専門の先生が一人いるだけでも病院全体や他の科の先生はとても心強い。

先生はすごく頭がいい。ただしこだわりが強い。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回の紹介は完全に個人的な経験に基づく主観・感想・イメージです。

これに当てはまらない先生・病院も当然あります。

医者を目指す人は自分が将来進む科を選ぶ際の参考にしてみてください。

あるいは、病院に初めてかかる時に「どんな先生かな?」って心づもりする際に参考にしてみてください。

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